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航星日誌

最近は30年の出来事が走馬灯のように邂逅している。
あまり過去を思い出すことはなかったが音楽から離れてからは
色々忘れていたことも含めて「あんなことがあったなあ」と
ふっと思い出しては忘れぬようにメモをしたりしてブログの
題材に回しているわけだがこういうブログはあまり世の中にないので
自分が読みたいなあと思えるような内容にしていたりする。
個人的には長ったらしいライブレポなどのブログは読む気がしない。
主観が多いし他人の感想なんかにはまるで興味がないのだ。
それは多分2000年代の初期にネットが一気に浸透して
当時はまだ動画サイトなどもなかったから他人の感想を
基準にCDの購入などをしていた人が多かったせいか
そういうものに対しての反骨心みたいなものが強かった。
誰かが良いと言えばそこに集中し、誰かが良くないと
言えば皆で嫌煙する、そういう風潮がとても嫌で仕方なかった。
良し悪しは自分で判断するものだ、人の感想をアテにするものではない。
聞きもしないうちに誰それが批判してたから聞かないなんて本末転倒だ。
ジャケ買いで鍛えられてきた世代なりの小さいプライドかも知れないが
他人の意見に左右されるようなら音楽なんか聞かない方がいい。
少なくてもそういう受け身の人には良い音楽なんか見つけられないと思う。
自分の耳を信じて疑わず、常にアンテナを張って探究心を持つ。
TLに落ちてくる情報を待っているのでなく自分から探しにいく。
そうやって自分の好きな音楽をどんどん掘り下げていくのが楽しかった。
そういう魅力をこのブログを見つけた人たちに伝えたくて
こうやって綴っているのかも知れない、若い世代に淡い期待を込めて。
Hの閉店時に店員さんに聞いたのだが一番お店に来てたのは僕だったようだ。
定期的に足を運んでいたっていうのもあるがよくまあ行ってたなあ。
Hだけで多分3000枚くらい購入したような気がする、気が遠くなる数だ。
本当にお世話になったし生涯に渡って感謝を忘れえぬお店だと思う。
そういえばOの末期はほとんど店として機能しておらず店頭で売れなくて
ネットオークションが主であったし仕入れも売りに来てくれないから
外に出て他店で購入したものを販売してたりもしていた。
そうなるとますますお客の足は遠のき常連さんたちも来なくなった。
最後の最後まで通ってたのは僕だけだった、僕はSさんが好きだったので
別にCDがなくてもSさんに会いにお店に通うのが習慣化していた。
Sさんとあちこちのチェーン店を回っては何か売れるものはないかと探した。
一喜一憂しながらSさんとCDを探す時間もとても楽しかったなあ。
閉店する際には「どうせ全部捨てるから」と色々頂いてしまった。
ほとんどお店の中が空になった姿を見た時はやはりショックだった。
お店の終わりというのはこんなにも寂しく切ないものだと知った。
一番辛かったのはSさんだと思うが...志半ばの閉店劇だった。
OもHももう過去のことだ、あっという間に時間が過ぎていく。
もう僕が常連になるお店はない、そこまで通う気力すらもない。
そして僕はもうコレクターでもないし、リスナーでもない。
欲しいものもなければ興味もない、何となく遠目でウォッチしてるだけだ。
あとは若い人が後を継いでくれたらいいと願うばかりだけど
こういう時代だからなかなかコレクションを集めるのも大変だと思う。
オークションサイトやフリマアプリを頼っても限界があるだろう。
貴重なものほど競争率も必然と上がってしまうと思うし。
やっぱり足で稼いでなんぼとは思うけどそうもいかない世の中だ。
お店が激減してるんじゃ買いに行きたくても行けないわけだから。
PやSの入荷リストが閑散してる現状を見れば本当に今の世代は気の毒に思う。
つくづく僕は恵まれていた、ブログの過去の記事を見てもわかる通り
Pでも一番良い時期に色々と買えたし毎日カートに入れるものがあった。
まるで金脈を掘り当てたごとくザクザクとお宝が低価格で舞い込んで来てたのに
僅か数年でこの陥落ぶりだから急速にシーンが低迷してるのを痛感している。
これまでの30年とこの先の30年ではもっともっと変わって来るはず。
CDはどうなるんだろう、音楽はどうなっていくんだろうね。
残念ながら、僕がきっとそれを見届けることはないと思う。
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