FC2ブログ

航星日誌

Xの『BLUE BLOOD』が発表されたのが89年4月21日。
本当に30年が過ぎてしまった、時間の流れの速さを痛感する。
発売日に購入したかは定かではないが当時TVでX(現X JAPAN)を
見て衝撃を受けた僕は翌日早速CDを買いに店へと走った。
鮮烈なビジュアルイメージからは想像出来ない歌謡ハードロックな
音楽性はポピュラリティも兼ね備えており意外にも聞きやすかった。
まだCDを合計で10枚も持ってたかどうかの本当に音楽を聞き始めて
間もない頃でもはやこの趣味が30年も続くとは露にも思わなかった。
周りの人を見渡しても今やCDを購入してる人の方が少ない。
同年代でもそんな感覚だし若い人に至っては動画サイトや
違法DLが当然の世代だしCDなんて買うものではないと思っている。
それは時代の流れであったりスマホにお小遣いを取られているから
仕方のないことかも知れない、僕がもしこの時代に生まれていたら
きっと彼らと同じ感覚でいただろうし彼らだけを責められない。
でも形もなく触れられないデータだけじゃ有り難みも
音楽に対する重みもきっと感じられないんだろうなあ。
エアチェックじゃないけどポンポンとクリックするかタップして
次々と曲を変えて適当な感じに聞いてるのだと思う。
別に音楽に重みを持てとは言わないけど僕の時代は
安くはないCDを購入したからには何度も聞くのが当たり前だったし
ジャケ買いで外すこともあれば素晴らしい出会いもあったし
どんどん棚に自分だけのCDコレクションが増えていくのが楽しかった。
今やちょっとしたCD屋なら開けるかも知れないくらいの圧倒的な
量のCDに囲まれて置く場所にも四苦八苦しているなんてねえ。
今日Pのリストを見ていて買おうかなと思いながらカートを
進めていったのだが結局最後の注文確定ページで閉じてしまった。
以前なら何も考えないで即購入していたのに随分変わってしまった。
本当に物欲がないのだ、何か欲しいっていう気持ちが全然湧かない。
30年で初めて経験で今までずっと突っ走って来たのにここに来て
どうでもよくなってしまっている、だからあの頃の気持ちが懐かしい。
Xから始まって色々雑誌などを読み漁って彼らの後輩バンドを
片っ端から聴き漁って似たような系統のバンドを探しまくった。
あの探究心は本当に自分でもすごいと思う、あちこちのお店に電話をして
在庫を聞いてどこにでも買いに行ったし雑誌を隅から隅まで読んでいた。
誰も教えてくれないし自分でやるしかない、そういえば現金書留とか
郵便為替などもCDの通販をすることで初めて利用したので
全く方法がわからず郵便局の人に1から教えてもらった。
CDが届くのを指折り数えて「明日は来るかなあ」と毎晩楽しみにしていた。
僕の心はもう鉄の塊のように何も感じない。
大好きなお店だったHが閉店し、同じ頃にとてもショックなことがあって
それから今に至るまでずっと音楽を避けたままでいる。
もうあの頃には戻ることはないだろうし何とか自分を奮い立たせようにも
気持ちがついていかない、終わりっていうのはこういうものなんだろう。
いつかこのブログも終わる、それは遠い未来でないことだけはわかっている。
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント